(前回のあらすじ)
葛生リサーチで駅前の料理屋さん若葉の若林さんにお話を伺った後、葛生のまちなかを散策。まちなかのお店に挨拶訪問をしつつ嘉多山公園へ。
ちょうどランチの時間になったので、踵を返し若葉さんへ。
若葉さんはリーズナブルなランチもあるんですね。ソースカツ丼とそばのセットを頂きました。
暑い中歩いてヘトヘトになった体にソースの塩分が染みるぅ~ (○´ڡ`○)カツもサクサク♪♪
葛生の食でやっぱり外せないのがそば!葛生の仙波地区はそばの産地で、名店も多いです。
葛生の地粉を使ったやや細切りの蕎麦は香りも豊かでのど越しも爽やかでした!
ランチを食べて元気になったところで再びまちなか散策。今度は吉澤記念美術館へ。
伊藤若沖の菜蟲譜で有名な美術館です。(普段は複製品が展示されています)
吉澤コレクションを中心に江戸~近現代の絵画や陶芸品が展示されています。
訪問時は特別企画展『石灰と美術』が開催されていました(平成29年10月15日まで)
館内は写真撮影はNGですが、現代アート作家 大和田俊さんの「imbrication(遅延と重ね合わせ)」は撮影OKとのことなのでご紹介します。
石灰岩にクエン酸を点滴のように落とすと、化学反応により石灰岩中の二酸化炭素が空気中に放出されます。
その音をマイクで拾って、近くに設置されているスピーカーで聴くという現代アートです。
2億7000万年にフズリナなどの古代の生物が吸収した二酸化炭素を再び空気中に解き放つという地球のスケールを感じさせる作品ですね(゚д゚)!
また作品自体も石灰岩が溶けていくことにより、その姿を変えていくそうです。
ここから先は車で移動。若林さんのオススメスポットに行ってみました。
まずは願成寺
葛生の中心地から車で4分ほど。徒歩だど25分ぐらいのようですが、往復のことを考えるとガッツが足りませんでした…
願成寺は佐野源左衛門常世の墓もある事で知られている寺院です。
この人物は能の演目の「鉢木」の登場人物で、ある大雪の夕暮れ、一夜の宿を求めた旅僧(執権北条時頼)に暖をとらせるため、松・梅・桜のみごとな三鉢の盆栽を火にくべてもてなしました。その行動に感動した北条時頼をその後、常世に恩賞として3つの領地を与えたというお話です。
湧水の流れこむ池があり、とっても綺麗でした☆
ラストは宇津野洞窟!
この洞窟は、今から2億5000年前より形成された石灰岩が地下水の侵食で溶かされ生まれた洞窟だそうです。
部分的には今も、鍾乳石、石筍が成長しているというのは驚きですね!
しかしながら、1cm伸びるのに約500年もの歳月を必要とする石筍。大変貴重なものです。
訪問したのは昼間でしたが、私の他には人はおらず。一人で入るのは勇気が要ります…
中に入るとヒンヤリ涼しい…一年を通して15℃前後に温度が保たれているそうです。
中には明かりがついているものの、暗がりの中、聞こえるのは私の足音だけ…何度引き返そうとしたことか…((;゚Д゚))
ちょっとした冒険気分を味わえるスポットでした。
まだまた見たいとこ、行ってみたいところはありますが、出会いもあり、発見もありと有意義なリサーチでした。
ブログはまちなかグルメとは程遠い内容になってしまいましたが、今回のリサーチをもとに特集記事を作っていきたいと思います<(_ _)>