佐野の奥座敷葛生に若葉あり
葛生で80年続く老舗料理店
現在の店主で3代目
地産地消にこだわった手打ちそばは、そばの産地ならでは。店主自ら市場に足を運び厳選した食材による新鮮な旬の味が楽しめる。
ランチから宴会、法事に至るまで様々なシーンの食に対応する。
撮影したメニュー
・鶏肉と生湯葉の豆乳仕立てうどん
国産鶏肉と日光産生湯葉を使った若葉オリジナルメニュー
蕎麦にも使われている自家製麺つゆと豆乳で濃厚クリーミィな中にも出汁の深い味が感じられる。
たっぷり入ったとろ~り湯葉で心もからだもあたたかく。
伝統の中に生まれる新たな味
― 今回は撮影に加えて葛生地区の見どころなどを教えていただきありがとうございました。若葉さんは創業80年とのことですが、創業当時から続けられているメニューなどはあるのでしょうか?
若林達弥さん(以下若林):卵焼きはずっとやっていますね。多少のアレンジは加えられていますが、素材へのこだわりと無添加で安心して食べられるという点は昔と変わっていないと思います。
― 今回の“鶏肉と生湯葉の豆乳仕立てうどん”は寒くなる時期にはぴったりの一品ですね。このメニューのこだわりポイントなどをお聞かせ頂けますでしょうか?
若林:まずはどこにもないものを作ろうというところからスタートしました。地元の食材を活かしたオリジナリティのあるものを、ということでみんなで考え、湯葉と自家製の手打ちうどんを使ったこのメニューができました。あと、うちのうどんはコシがあるからいくら煮込んでも負けないのもポイントですね。
― 確かに煮込んであるにもかかわらずモチモチとして歯ざわりでコシがある力強いうどんですね。
若林:昔、蕎麦打ち名人に蕎麦打ちを教わったんですが、そのときコシが強いのを打ちなさいって教わったのがうどんにも影響していると思います。
― 今後の展望などをお聞かせいただけますでしょうか?
若林:うちはリーズナブルなランチのセットもやっていますが、素材や製法にこだわったものも作っていきたいですね。今回撮影した鶏肉と生湯葉の豆乳仕立てうどんもそのひとつです。
― 確かにたっぷりの湯葉と国産の鶏肉で贅沢な一品ですね。初めて食べた人はこの湯葉のトロトロ感に驚くかと思います。
若林:そのほか、オリジナル商品の開発にも力を入れていて、代表的なのが西京漬です。先々代から教わった味で道の駅などでも販売しています。
最近ですと、誰でも簡単に本格的な出汁がとれる“だしセット”も販売していますが、これも人気商品ですね。
― 私も料理をしますが、自分で出汁を取ることはほとんどないですね…是非一度やってみたいと思います、ありがとうございました。